月例経済報告 「緩やかに回復」14カ月連続据え置き[2019/02/22 17:01]

 政府は2月の月例経済報告で「生産」と「企業収益」の判断を下方修正しました。中国経済の減速の影響が出ています。

 国内の生産について政府は「緩やかに増加している」としながらも、「一部に弱さがみられる」との表現を付け足し、3年4カ月ぶりに判断を引き下げました。また、企業収益についても1月までの「改善している」から、2月は「改善に足踏みがみられる」に下方修正しています。中国経済の減速で生産機械やスマートフォン向けの電子部品などで生産と輸出が減っていて、製造業を中心に改善の動きが鈍化しているためです。ただ、全体の景気判断は「緩やかに回復している」を14カ月連続で据え置きました。
 茂木経済再生担当大臣:「緩やかに回復しているとの判断自体は変わっていない。通商問題の動向や中国経済の先行き、ブレグジット等のリスク要因について、引き続き注視をしていきたい」

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