大学生の採用活動が解禁されるなか、人材派遣サービス大手がシニア世代から新入社員を採用する取り組みを始めています。
パソナグループは、他の会社を定年退職したシニア世代を新入社員として雇用する制度をスタートし、東京や大阪で採用説明会を行っています。4月から65歳以上を中心に80人を採用する計画で、説明会には1日までに約500人が参加しました。
参加者の男性(61):「若い時って将来のことを考えてやりたいことを逆に我慢していた。やりたいことを積極的にやりたい」
参加者の女性(69):「世の中の役に立てることがあれば、やっていきたい。希望を持って説明会に来た」
参加者の男性(69):「人の役に立ちたい。人が好きだから」
営業や財務のほか、地方に住んで地域の活性化に取り組む業務もあり、契約社員として原則1年更新ですが、延長の制限は設けないということです。パソナは「シニア世代が経験やノウハウを生かし、事業を活性化する動きが広がってほしい」としています。
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