春闘　集中回答日「横並びでベア要求」に疑問の声も[2019/03/13 11:50]

　今年の春闘は13日、大手企業の集中回答日を迎えました。各社横並びで回答を要求する春闘の在り方について疑問の声が上がっています。

　電機大手はパナソニックや三菱電機がベースアップに相当する「賃金水準改善」が去年より500円低い月1000円で妥結しました。また、トヨタは月例総額1万700円の引き上げで妥結しました。今年の春闘を巡っては、各社横並びで要求することについて懐疑的な声も上がっています。
　経団連・中西宏明会長：「統一すれば一銭でも多く取れるという、そういう雰囲気の統一要求でもない」
　実際にトヨタの労働組合は今年、“ベア要求の横並び”から抜けています。電機メーカー関係者からも「来年以降、会社間で要求がばらけることもあり得る」という声が上がるなど、春闘はターニングポイントを迎えています。