金融緩和策の「現状維持」決定 景気判断は下方修正[2019/03/15 15:01]

 日銀は15日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策の「現状維持」を決めました。生産・輸出の個別の景気判断に関しては下方修正しました。

 日銀は目標としている物価上昇率2%の達成はまだ遠いとして、短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%程度に抑える現行の大規模な金融緩和策の現状維持を賛成多数で決めました。一方で、景気の総括判断について「緩やかに拡大している」と据え置いたものの、海外経済の減速を背景に輸出の現状判断を従来の「増加基調にある」から「足元では弱めの動きとなっている」に、生産は「増加基調」から「足元では弱めの動きとなっているが、緩やかな増加基調にある」にそれぞれ引き下げました。

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