日産が「定款」変更検討 会長への権限集中を見直し[2019/03/26 11:55]

 カルロス・ゴーン前会長の事件を受け、日産自動車は会長職の権限を縮小させるため会社の最も重要な規則「定款」の変更を検討していることが分かりました。

 日産は新たな経営体制を構築するため、第三者委員会が再発防止に向けた議論を続けています。第三者委員会は27日、西川社長も主張していた「ゴーン被告への過度な権力の集中」を事件の背景と結論付け、ゴーン前会長が兼務していた取締役会の議長は社外取締役が務めるよう提言する方向です。この提言を受け、日産は会社の定款を変更して会長の権限を小さくするとともに、当面、会長職は空席にする方針です。

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