計画ないのに事業費だけ料金上乗せ?六ケ所村のツケ[2019/03/28 11:53]

 原発の使用済み核燃料の処理を巡って、具体的な計画がない「第二再処理工場」の事業費を来月から九州電力が電気料金に上乗せします。

 青森県六ケ所村で建設が進む使用済み核燃料の再処理工場はトラブルなどで工期を24回、延長して事業費が13兆9000億円に膨らんでいます。こうしたなか、具体的な計画のない第二再処理工場の事業費の一部を九州電力が来月1日から家庭向けの電気料金に上乗せします。これまでは六ケ所村の分のみを含めていました。政府は再処理に必要な資金の支払いを原発を再稼働した電力会社に義務付けていて、すでに関西電力も上乗せしています。他の電力会社も原発を再稼働すれば上乗せすることが予想されます。

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