ゴーン容疑者解任へ 株主は…社長らの責任も大きい[2019/04/08 11:49]

 日産自動車は、前会長のカルロス・ゴーン容疑者を取締役からも解任するため臨時の株主総会を行っています。

 (経済部・平元真太郎記者報告)
 臨時の株主総会は2時間近く経った今も続いています。会の冒頭、西川社長は役員一同とともにまず株主に対して謝罪しました。
 日産自動車・西川廣人社長:「会社を代表して深く深くおわび申し上げたいと思います」
 日産はゴーン容疑者を取締役から解任してルノーのスナール会長を後任とします。総会では株主からゴーン容疑者の不正について「現経営陣の責任も大きくある」として総退陣すべきという声が上がりました。西川社長は「日産の今と将来のための責任を果たす」などとして、続投に理解を求めました。
 日産の株主:「一番悪いのはゴーン容疑者でしょうけど、チェックできなかった人も同罪じゃないかなと」「今まで日産がゴーン容疑者の不正を見逃してきた要因は何なんだと」
 西川社長ら経営陣の責任は曖昧(あいまい)ななかで、20年近く続いたゴーン体制を終わらせることを日産は優先しました。

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