脱炭素化に経団連会長「原発比率高めるのが現実的」[2019/04/09 05:57]

 政府が温室効果ガスの排出削減を掲げるなか、経団連の中西宏明会長は「原子力の比率を高めるのが現実的だ」との考えを示しました。

 経団連・中西会長:「皆様方がアクセプト(受け入れ)するなら、相当、原子力の比率を高めるのが一番、現実的」
 政府は、2050年に温室効果ガスを2013年度と比べて80%削減することを目指しています。中西会長はこの達成を念頭に、政府が目標とする2030年の原発比率を現在の「20%から22%」より引き上げるべきとの考えを示しました。経団連の提言は、原発を「脱炭素化を目指すうえで不可欠なエネルギー源」と位置付け、再生可能エネルギーについても送配電網などの整備に国の支援を検討するべきとしています。

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