漁業者の収入、卸売市場を通すと3割程度に 農水省[2019/04/10 10:04]

 マグロやカツオなどの魚の販売価格のうち、漁業者の収入になる割合は卸売市場を通すと3割程度までに減ることが農林水産省の調査で分かりました。

 農水省は3年から5年おきにメバチマグロやカツオなど漁獲量の多い10種類の魚について、消費者の購入価格の何割が漁業者の収入になったかを調べています。最新の2018年の調査では直売店などで販売した場合は約7割なのに対し、卸売市場を通すと3割程度にまで減少していました。卸売市場を通した取引は全体の3分の2に上ったということです。過去の調査では卸売市場を通じて販売した鮮魚店のみ100店舗が対象でしたが、統計の精度を上げるため、今回から直売店やスーパーマーケットなど約1300店舗が加えられました。農水省は「消費者と漁業者の両方にメリットがある流通の在り方を検討していく」としています。