韓国の水産物輸入禁止措置 WTO判断覆す…日本敗訴[2019/04/12 05:51]

 福島の原発事故を理由として8つの県の水産物を韓国が輸入禁止としていることについて、WTO(世界貿易機関)は「不当な差別」とした去年の判断を覆して日本は逆転敗訴となりました。

 韓国は原発事故で水産物が汚染されているとして、2013年から福島など8つの県からの水産物を輸入禁止にしています。日本はWTOの協定に違反しているとして提訴し、去年2月にWTOは「不当な差別にあたる」との判断を示しましたが、韓国は上訴していました。WTO上級委員会は、新たな報告書で「去年の判断には瑕疵(かし)があった」として去年の判断を覆しました。WTOの紛争処理は二審制で、今回が最終判断となるため、韓国の輸入禁止措置が続くことになります。

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