貿易黒字が9割減少 中国向け輸出の低迷で[2019/05/22 11:58]

 4月の貿易収支は中国向けの輸出が大きく減ったことなどから黒字幅が9割以上、減少しました。

 財務省が発表した4月の貿易統計によりますと、1年前に比べて輸出が2.4%のマイナス、輸入は6.4%のプラスとなり、差し引きでは604億円の黒字でした。輸出は5カ月連続のマイナスで、黒字額は90.3%減少しています。主な要因はアメリカとの貿易摩擦が続く中国への輸出の減少や、スマートフォンやコンピューター向けの半導体需要の低迷です。アメリカと中国の貿易摩擦が激化すれば、日本からの輸出がさらに減少する可能性もあります。

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