悲喜こもごも サラリーマン川柳大賞 ベスト10発表[2019/05/23 12:30]

 毎年恒例、サラリーマンの悲喜こもごもをユーモアを交えて表現する「サラリーマン川柳」のベスト10が発表されました。

 サラリーマン川柳は1987年にスタートし、今年で32回目を迎えます。毎年、世相を反映した言葉でサラリーマンの悲哀が表現され、去年の第1位は健康ブームを皮肉を交えて詠んだ「スポーツジム 車で行って チャリをこぐ」でした。
 平成最後となった今回は全国から4万句以上の応募が寄せられ、10万人以上の投票によってベスト10が決定しました。第8位「下腹が 気づかぬ内に ひょっこりはん」、第5位「『やせなさい』 腹にしみいる 医者の声」と昨年に引き続き健康や体重に関する句や、第4位「ノー残業 趣味なし金なし 居場所なし」というような若いころに長時間、働いたであろう40代以上の「ノー残業」に戸惑う句がランクインしました。
 それでは、第3位「メルカリで 妻が売るのは 俺の物」。パソコンやスマートフォンで手軽に物を人と共有できる「シェアリングエコノミー」に関する句が初めてベスト10入りを果たしました。
 続いて、第2位「いい数字 出るまで測る 血圧計」。60代以上の支持を集めた健康に関する句がランクインしました。
 そして、第1位は「五時過ぎた カモンベイビー USA(うさ)ばらし」。今回は「働き方改革」をテーマにした川柳が多く見られ、現場で働くサラリーマンにとっては悲喜こもごもあるようです。令和最初となる来年はどのようなものがテーマになるのでしょうか。

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