「骨太の方針」案で「就職氷河期」世代対策打ち出す[2019/06/01 00:05]

 政府は、経済財政運営の指針となる「骨太の方針」の骨子案を示しました。30代から40代の「就職氷河期」世代を対象に正社員に転換するための支援策を盛り込みました。

 茂木経済再生担当大臣:「就職氷河期世代の支援策につきましては、取り組み目標も含めた政府を挙げた本格的な支援プログラム、これを骨太方針に盛り込むことに致しました」
 骨子案では不安定な就労環境に置かれている30代から40代のいわゆる、就職氷河期世代に対して相談体制を整え、スキルの習得や正社員への転換を支援する3年間のプログラムを設けるとしています。茂木大臣は「引きこもりの方にも立場に合った丁寧な支援をしたい」と話しました。骨太の方針にはこの他に最低賃金の引き上げ目標などが明記される見通しで、来月に閣議決定されます。

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