役員賠償の保険料まで国負担 農水ファンド巨額損失[2019/06/15 11:49]

 92億円の損失を抱える農林水産省所管の政府系ファンドが事業がうまくいかずに経営陣が訴えられることを想定して保険をかけ、その保険料まで国に負担させていたことが分かりました。

 「農林漁業成長産業化支援機構」は、政府が成長戦略として300億円を出資していますが、累積損失は92億円に膨れ上がっています。ANNが入手した内部文書によりますと、機構は3年前に行われた取締役会で規約を改正し、事業がうまくいかずに役員が賠償請求されることを想定した保険について、その保険料を国に負担させることを決めていました。機構は、出資先の破綻で6億円の損失を出した担当役員にも今月末、退職金1400万円を満額支払う方針です。