経営難の投資先を民間に増資要請 農水ファンド[2019/06/23 12:19]

 92億円の損失を抱える農林水産省所管の政府系ファンドが投資先の経営が行き詰まっていることを把握しながら、さらなる増資を民間企業に働き掛けていたことがANNが入手した内部資料で分かりました。

 「農林漁業成長産業化支援機構」は政府が成長戦略として300億円を出資していて、累積損失は92億円に膨れ上がっています。ANNが入手した内部資料によりますと、機構は去年2月に投資先の事業の資金繰りが悪化したことを受け、運転資金を確保するために新たに2億円の増資を民間企業にも働き掛けていたことが分かりました。リスクを民間企業にまで広げることになり、機構の経営体制の問題も浮き彫りになりました。結局、増資は実現せず、投資先は去年の秋に破綻して6億円の損失が出ました。