効果は5年で150億円か 千葉銀行と横浜銀行が提携[2019/07/10 19:13]

 トップクラスの地銀同士が異例の提携です。

 千葉銀行・佐久間英利頭取:「地方銀行最大の規模を有する両行が固く手を携え、お客様に満足頂ける成果に」
 横浜銀行・大矢恭好頭取:「持続的な成長、企業価値の向上に資する取り組みだ」
 地方銀行トップの横浜銀行と3位の千葉銀行は高齢者向けの金融サービスを共同で行うほか、企業の合併の提案や海外拠点の相互利用など、幅広い分野で提携すると発表しました。両行は地理的な基盤が異なるため競合関係になく、販売拡大により両行合わせて5年間で150億円の提携効果が期待できるとしています。
 今、地方銀行は長引く超低金利政策で利ざやが稼げないことや地方の人口減少などで経営環境が急速に悪化しています。こうしたなか、地銀トップの横浜銀行と3位の千葉銀行が収益力の強化や効率化のために手を組んだことは非常に大きな意味があります。危機感が高まるなか、今後の地銀再編に向けた第一歩となりそうです

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