おまけ次第?駄菓子に2つの税率 意外なルールが[2019/07/15 19:53]

 10月に予定されている消費増税について「分かりづらい」という声が上がっています。同じお菓子なのに消費税率8%と10%の物が駄菓子店に並ぶことになりそうです。なぜなのでしょうか。

 お店側も大変ですが、買う子どもたちも大変かもしれません。しかも、この8%と10%で変わってくるのが、子どもたちが大好きなおまけ付きのお菓子です。まずは、ポテトチップスとプロ野球チップス。ご存じの通りプロ野球チップスは野球選手のカード、おまけが付いています。実はこの2つで税率が違うことになりそうです。同じようにポテトチップスですが、カルビーによりますと、ポテトチップスが8%。プロ野球チップスが10%になる見込みだということです。
 同じように考えてみると、人気のビックリマンチョコレート。シールが付いていて、おまけ付きお菓子になるわけですが、こちらは8%で軽減税率が適用されます。同じようにおまけ付きですが、なぜ違ってくるのか、線引きがどのように行われるのか、2つの条件があります。国税庁によりますと、商品の値段が税抜き1万円以下であること。そして、商品の値段のうち食品の値段が占める割合が3分の2以上。この2つの条件を満たせば軽減税率の対象になるそうです。
 つまり、食品部分を考えると、このビックリマンチョコだったらチョコの部分。プロ野球チップスだったらポテトチップスの部分ですが、この食べる部分が全体の何%の価格になっているかによって8%か10%分かれてしまいます。
 もう1つ違うパターンを考えてみます。普通の板チョコと可愛い入れ物に入ったチョコレート。この2つでも違ってきます。板チョコは8%なんですが、入れ物に入ったチョコレートは10%になる可能性があります。なぜかというと、箱に入ったチョコレートは食べた後でも容器として使えるわけです。なので、先ほどと同じようにおまけ付きのお菓子として考えなければいけません。ただ食品部分、これも先ほどの条件が出てきます。税抜き価格1万円以下。商品価格のうち食品の割合が3分の2以上。この2つを満たさなければ軽減税率の対象外となります。
 非常に難しいルールですが、なぜこのようなルールができたのかというと、例えば100万円のつぼを売る場合は本来なら税率10%ですが、ここに100円のお菓子を詰めて食品として税率8%で売る。こうした税逃れを防ぐために財務省は条件を設けたということです。
 色んなパターンを考えなくてはいけなくて非常に難しく、しかも8%か10%かというのはメーカーの判断にゆだねられているということで、お店の人もやはり困惑していました。15日に取材したお店では「8%か10%かシールを貼るなどして対応したい」と言っていました。