輸出管理強化で韓国への「フッ化水素」輸出が激減[2019/08/30 01:31]

 日本が先月から韓国向けの輸出管理を強化した影響で、半導体の製造などに使う「フッ化水素」の韓国への輸出が前の月に比べて8割以上、減っていたことが分かりました。

 財務省が発表した7月の品目別の貿易統計によりますと、半導体を洗浄する際に使うフッ化水素の韓国向け輸出は479トンで、6月の2932トンから83.7%も減少しました。過去は毎月3000トン前後で推移していました。経済産業省は先月4日から半導体の製造に必要な「フッ化水素」「レジスト」「フッ化ポリイミド」の3品目について、韓国に輸出する際の手続きを厳しくし、契約ごとの申請を求めています。フッ化水素の輸出が減少した背景には、こうしたことが影響しているとみられます。

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