米中摩擦で世界景気を下方修正 国内経済にも警戒感[2019/08/30 23:33]

 激しくなる米中の貿易摩擦を受けて、政府は海外経済に対する今月の判断を下方修正しました。一方、国内景気の判断は据え置いたものの、先行きには警戒感をにじませています。

 政府の月例経済報告では、世界景気について「全体としては緩やかに回復しているが、アジアやヨーロッパのなかに弱い動きが見られる」と判断を引き下げました。日本経済の先行きでも「通商問題を巡る緊張の増大が世界経済に与える影響に注意する」と警戒感を強めた文言に変え、アメリカと中国が互いに追加関税を発表するなど不確実性が高まっていると指摘しています。一方、悪化する日韓関係について茂木経済再生担当大臣は「日本経済への影響は冷静に見ていきたい」と述べました。

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