日米貿易協定 日米首脳会談での署名は見送りへ[2019/09/24 08:08]

 日本とアメリカが大枠で合意した貿易協定について、両首脳が目指すとしていた首脳会談での署名を見送る見通しだと分かりました。

 日本とアメリカの新しい貿易協定は牛肉などアメリカ産の農産品の関税をTPP(環太平洋経済連携協定)並みに下げる一方、日本の工業品の関税も引き下げることで先月に大枠合意しています。25日に行われる首脳会談で正式文書に署名することを目指していましたが、署名を見送る方針です。日本側の交渉関係者によりますと、「アメリカ側が繰り返し文言の修正を求めたことで遅れが生じた」ということです。日米両政府は署名にこだわるトランプ大統領に配慮し、法的効力のない文書に署名する準備などを進めているということです。

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