汚染水タンク増設の「敷地拡大は困難」 経産省[2019/09/28 10:05]

 福島第一原発から出る汚染水について、経済産業省はタンク増設のための敷地拡大は「困難」との見解を示しました。

 福島第一原発の汚染水は、トリチウム以外の放射性物質の大半を一度浄化処理した後、タンクに貯められています。東京電力は3年後の夏にはタンクが満杯になるとの見通しを示しています。こうしたなか、汚染水の処分方法を検討する委員会で、前回、「敷地を拡大して保管してはどうか」との意見が出ていました。経産省は27日、除染で出る廃棄物の中間貯蔵施設建設に向け土地を取得している最中で、敷地の拡大は難しいとの見解を示しました。委員会でこれに対する異論が出ることはなく、汚染水の長期保管を行う場合は敷地内でタンクを増設する方向性が確認されました。

こちらも読まれています