サンマが深刻な不漁 漁獲枠の削減など対策急務[2019/10/11 19:08]

 サンマが世紀の大不漁です。漁獲量は過去最低を記録しています。

 水産庁によりますと、8月から今月9日までのサンマの漁獲量は7060トンで、不漁だった去年の同じ時期と比べてもわずか13%にとどまり、統計が始まった1945年以来、最低で、記録的な不漁となっています。特に深刻なのが千鳥列島沖のロシア水域で、去年の1%にも及んでいません。公海で操業する中国や台湾の漁船でも不漁になっているということです。水産庁はサンマの資源量を回復するため、来年の国際会議で北太平洋の漁獲枠の削減を提案する方針です。

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