不適切調査で3900カ所のため池「改修不要」判定[2019/10/22 19:15]

 不適切な調査で3900カ所のため池の防災工事が不要と判定されていました。

 農業用のため池は去年の西日本豪雨で決壊が相次ぎ、多くの被害が出ました。農林水産省は2013年から各都道府県に依頼をし、ため池の防災対策工事の必要性について一斉調査しています。ところが会計検査院によりますと、約1万カ所の調査のうち5つの県の3899カ所で国の指針より低い基準で判定され、「改修不要」となっていました。会計検査院は、こうした不適切な調査によって必要な工事が実施されない恐れがあると指摘しています。

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