百貨店で売上高が前年より20%減 駆け込み需要反動[2019/11/02 07:13]

 消費増税前の駆け込み需要の反動で、大手百貨店の10月の売上高が前の年より約20%落ち込んだことが分かりました。

 百貨店大手が発表した10月の売上高のうち、三越伊勢丹ホールディングスは去年の同じ月より18.6%減ったほか、大丸松坂屋百貨店では19.1%、高島屋では19.7%それぞれ減少しました。駆け込み需要の大きかった宝飾品を中心に幅広い商品で販売が減っていますが、台風の影響で店を休業にしたり営業時間を短縮したりした影響も出ているということです。売り上げの回復にはしばらく時間がかかる見通しですが、各社は消費が活発になる年末商戦に向けて催し物を充実させたり、食料品の品ぞろえを強化したりして売り上げの落ち込みを回復させる方針です。

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