日産「匠の技」をロボットに伝承 新たな工場を発表[2019/11/29 07:45]

 日産自動車は「匠の技」をロボットに伝承した新たな工場を発表しました。働く人の高齢化や人手不足などに対応します。

 日産は来年、330億円を投入して主に高級車などを作っている栃木工場の設備を刷新すると発表しました。これまで水漏れを防ぐ材料を塗る作業には熟練の技が必要でしたが、新たな工場では作業を数値化することで匠の技を覚えたロボットが担当します。また、作業員の大きな負担になっている重いエンジンなどの取り付けも機械が一括して行います。日産は、新たなシステムの導入で高齢化する作業員や女性が働ける環境を整えて人手不足を補うほか、電気自動車など高度化する自動車の生産に対応したいとしています。

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