がん再発診断の精度は9割 血液検査で患者負担軽減[2019/12/06 19:41]

 がんの再発診断で、9割の精度を誇るという最新技術を取材しました。

 がんが再発するかどうかが9割の確率で分かるというこの技術。
 ナテラ社エグゼクティブチェアマン、マシュー・ラビノウィッツ氏 :「(大腸がんの場合なら)平均で症状が起こる10カ月前には分かります」
 一般的に多くのがん手術で再発するのは全体の約3割といわれています。しかし、再発の予防のために手術後には、多くが抗がん剤を投与されているのが現状だそうです。再発するかどうかが早い段階で分かれば抗がん剤の副作用など患者の身体的負担を回避できるうえ、金銭的負担も減ることになります。
 一体どんな検査なのでしょうか。手術で取り除いて画像上見えなくても、実はがん細胞が体に残っていた場合に再発が起こります。がん細胞にはctDNAという特殊なDNAがあり、血液中に漏れやすいことが分かっています。ナテラ社は血液中からごく微量な、このctDNAを検出することに成功。がんが再発するかの判断に応用するそうです。
 ナテラ社エグゼクティブチェアマン、マシュー・ラビノウィッツ氏 :「10ccほどの血液から1つの変異を見つけるこの技術は、10万個のラグビー場の中から1本の芝を見つけるような精度です。南アフリカ出身ですので『ラグビー』で例えさせてもらいましたが…」
 がんの再発を経験した60代の女性は大きな負担があったといいます。
 がんが再発した60代の女性:「『これから再発しますよ』って言われていれば、治療というものに対して希望が持てるかもしれないんですよね」
 アメリカではすでに保険適用が決まっていて、日本でも国立がん研究センターを中心に来年春から臨床試験を行う予定です。

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