大塚家具 ヤマダ電機子会社に 久美子社長“続投”[2019/12/12 17:45]

 経営再建中の大塚家具は家電量販店大手のヤマダ電機の子会社になると発表し、12日午後から記者会見を行っています。

 大塚家具・大塚久美子社長:「大塚家具の社長を引き受けてから11年。新しい時代、令和の時代にも通用する在り方を模索してきた。時代に合った大塚家具にするために、あえて父の時代のやり方を変えなければいけないことも。単に家具を提供するだけでなく、お客様の目線で生活提案できるようにしたいと考え、ヤマダ電機との提携を決めました」
 大塚家具はヤマダ電機から43億円の出資を受けます。これによって大塚家具の51%の株式はヤマダ電機が保有し、大塚家具は子会社となります。大塚家具は低価格の家具店に押され、売上高の減少や赤字が続いていました。海外事業や他業種との提携による再建を目指してきましたが、業績が改善する見込みが立たず、資金繰りが苦しくなっていました。一方、大塚家具の創業者・匠大塚の大塚勝久会長はこの一報を聞いてショックを受け、「残念ですとしか言えない」などと述べ、かなり落ち込んだ様子だということです。

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