来年度予算案 診療報酬全体で0.46%引き下げ[2019/12/18 06:18]

 政府の来年度予算案の編成作業が大詰めを迎え、焦点の診療報酬の改定では全体で0.46%引き下げることが決まりました。

 来年度予算案を巡る麻生財務大臣と各大臣との閣僚折衝が、17日から始まりました。河野防衛大臣との折衝では次期戦闘機の開発に向けた費用として111億円が認められました。焦点の「診療報酬」については、医師の人件費に回る「本体」は医師の働き方改革に充てる費用を含めて0.55%のプラスで、医薬品などの「薬価」は1.01%のマイナスで決着しました。診療報酬の改定は2年に1度ですが、今回は全体で0.46%のマイナスとなります。一方、初めての折衝となった小泉環境大臣は、あえて要求を取り下げる項目を用意し、福島県の再生可能エネルギー推進を後押しする予算などが追加で認められました。
 小泉環境大臣:「こちらから『廃止』で結構だと。だけど、その分こっちの予算は欲しいと。そういった形で環境省から『廃止』を要望したのは史上初のことだと思います」
 政府は来年度予算案を過去最大の102兆円台後半とする方向で調整を進めています。

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