日米貿易協定発効 値下げメリットの一方で…[2020/01/01 12:15]

 日本とアメリカの新たな貿易協定が1日に発効しました。アメリカの農産品や日本の工業製品の関税が撤廃・削減されます。

 日米貿易協定で日本はアメリカの農産品の関税8000億円分を撤廃・削減します。アメリカ産の牛肉の関税は38.5%から段階的に9%に下げ、豚肉、チーズ、ワインの関税も下げます。食品価格の値下がりが期待できますが、日本の農家にとっては厳しい競争にさらされることになります。一方、日本の工業品の関税も撤廃・削減され、アメリカに輸出しやすくなりますが、自動車や部品の関税の撤廃は先送りされています。また、日本とアメリカは発効した1日から4カ月以内に貿易協定の対象を広げる交渉を始めます。

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