「夢のエネルギー」に一歩前進 実験炉の中核完成[2020/01/31 08:13]

 「夢のエネルギー」といわれる核融合反応を使った発電の実現に向けて、三菱重工は実験炉の中核となる部品が完成したと発表しました。

 三菱重工が公開したのは、フランスで建設中の核融合実験炉「ITER」に使われる世界最大級の超電導コイルです。核融合とは太陽で起きている莫大(ばくだい)なエネルギーを生み出す反応のことで、海の中にある「重水素」などを燃料としています。資源が大量にあり、温室効果ガスも出さないため、夢のエネルギーとして期待されています。コイルが使用される実験炉は日本やヨーロッパ、アメリカなどが共同で研究を行っていて、2025年の運転開始を目指しています。

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