福島原発処理水の海洋放出「より確実に実施できる」[2020/01/31 12:01]

 福島第一原発の処理水の処分方法について、政府の有識者会議で海洋放出が「より確実に実施できる」とする報告書案が示されました。

 福島第一原発から出る汚染水はトリチウム以外の放射性物質の大半を浄化処理した後、タンクにためられています。政府の有識者会議で処分方法が議論されてきましたが、報告書案ではこれまでに実績のある「海洋放出」と「水蒸気放出」の2つを「現実的な選択肢」として示しました。特に、海洋放出は国内の原発で実績があることなどから「より確実に実施できる」としています。報告書案が了承されれば、政府が地元の自治体などの意見を聞いたうえで、処分方法を決定する見通しです。

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