ベンチャー・大企業に大手銀が橋渡し 貸出先確保へ[2020/02/06 18:43]

 メガバンクがベンチャー企業の支援に力を入れています。人口減少や低金利で銀行には厳しい経営環境が続くなか、有望な企業を見つけて貸出先を確保する狙いがあります。

 みずほ銀行は7日までの2日間、大企業とベンチャー企業530社が集まる商談会を東京都内で開催します。今回で9回目の開催で、初回2016年と比べると参加企業数は5倍に増えたということです。商談会では、AI(人工知能)やIT技術といった独自の先端技術を持つベンチャー企業側が大企業側に自社の強みを売り込み、話がまとまれば事業化につながります。商談会を主催するみずほ銀行には成長株のベンチャー企業をいち早く見つけて将来の有力な貸出先をつかめるメリットがあります。こうした取り組みはメガバンク各社が取り組んでいて、三井住友フィナンシャルグループはベンチャー企業のコンテストを開催して成長が見込める企業を発掘しているほか、三菱UFJ銀行も商談会やコンテストを開催しています。

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