「100万人にPCR検査無償で…」孫社長のツイート炎上[2020/03/12 14:30]

 ソフトバンクグループの孫正義社長が新型コロナウイルス対策として、「PCR検査」を100万人分無償で提供するとツイートし、波紋が広がっています。

 10日、約3年ぶりにツイッターを更新したのはソフトバンクグループの孫社長。孫社長といえば、9年前の東日本大震災で被災者に100億円を寄付するなどし、社会貢献にも積極的な日本を代表する起業家です。そんな孫社長が感染拡大が止まらない新型コロナウイルスに対し、「行動を開始する」とツイッターに書き込んでネット上で関心を集めていましたが、その「具体的な内容」が11日に明らかになりました。
 孫正義社長のツイッター:「新型コロナウイルスに不安のある方々に、簡易PCR検査の機会を無償で提供したい。まずは100万人分。申込方法等、これから準備」
 新型コロナウイルスへの感染を判定するためのPCR検査を巡っては政府が6日から保険適用を開始し、3月中には一日最大7000件程度まで検査ができるようになるとしています。しかし、実際に検査されたのは一日1000件程度しかないとして野党が追及していました。孫社長のPCR検査の「無償提供」はこうした状況を考慮し、「感染拡大を防ぐため、簡易検査を増やしたい」という思いが背景にあったと思われます。
 しかし、ネット上では「医療崩壊になります。受け皿はどうするのか?」「韓国とイタリアで徹底検査して、医療崩壊している先例は大事に受け止めた方が良い」と批判の声が相次ぎました。こうした批判がなぜ相次いだかというと、PCR検査の精度は100%でなく、感染しているのに陰性となる「偽陰性」や感染していないのに陽性と判定される「偽陽性」が出るケースは避けられず、また、軽症者が病院に殺到すれば医療体制が追い付かなくなるだけでなく、感染拡大につながる懸念があるからです。そして、孫社長は。
 孫正義社長のツイッター:「検査したくても検査してもらえない人が多数いると聞いて発案したけど、評判悪いから、やめようかなぁ…」
 と発言を撤回する意向をツイッターで示唆。ソフトバンクの関係者によりますと、「あまりにも賛同者が得られなかったため、取り下げざるを得なくなった」と話していて、断念する見通しだということです。

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