“ノンアル”が人気! カクテルや日本酒も登場[2020/03/27 08:03]

 「自粛ムード」が高まるなか、この週末はお酒を楽しむ場を自宅に移そうという人が増えるかもしれませんが、そうしたニーズに応えそうなある商品の市場規模が今、急激に成長しています。

 老舗酒造メーカー「月桂冠」が去年から販売している「ノンアルコールの日本酒」。アルコールを使わずに日本酒の風味を実現しました。
 月桂冠総合研究所・村椿達哉さん:「弊社のオンラインショップでは、酒類を抜いて3カ月連続で売り上げ1位を記録しております。飲みながら他のことができる…という時間の使い方が増えてきているなかで、ノンアルコールだとそういったところにも合致していくところがあるのかなと思っております」
 一方、12日にオープンしたばかりのバー「LOW−NON−BAR」です。ノンアルコール、あるいは低いアルコール度数のカクテルを提供します。
 LOW−NON−BAR・宮澤英治さん:「ビールが苦手な方とか、ワインが苦手な方とか、そのもの自体の味が嫌いならノンアルコールビールとかでも(嗜好(しこう)に合うのは)難しい。カクテルであれば甘口もできるし、色々なテイストができる」
 多様化するノンアルコールのお酒は「お酒が飲めない」、あるいは様々な事情で「飲まない」など、お酒に対する人それぞれの選択肢があっても会話や雰囲気を楽しむきっかけ作りを提供しているようです。
 LOW−NON−BAR・宮澤英治:「高品質なノンアルコールドリンク、トニックウォーターなど炭酸系のミキサーが日本に入ってきているし、そういったものがどんどん入ってくれば、またさらに(ノンアルコールの飲料が)普及していくと思う」
 ノンアルコール飲料の市場規模はこの10年ほどで4倍以上に拡大しました。ノンアルコール飲料は軽減税率の対象であること、さらに当面、「自粛ムード」が続きそうなことなどはノンアルコール飲料がさらに市場規模を拡大させる要因となりそうです。

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