東電・川村会長の退任発表 後任難航で異例の空席に[2020/04/30 20:13]

 東京電力は約3年の間、務めてきた川村隆会長が退任することを発表しました。

 川村氏は2017年に会長に就任して経営改革などに取り組んできましたが、80歳になったことから退任の意向を示したということです。福島第一原発の事故の後、事実上、国有化された東京電力では会長職に大手企業のトップ経験者などを充てて経営体制の監督を行ってきましたが、後任人事は難航して会長職は当面、異例の空席となる方向です。一方、川村氏が兼任していた取締役会の議長には大手商社「三井物産」の元会長である槍田社外取締役が就任する予定で、新しい体制は6月の株主総会を経て正式に決定されます。

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