全自動PCR検査の試薬 熟練不要で迅速化[2020/05/08 12:03]

 「富士フイルム」は、新型コロナウイルスに感染したかどうかを全自動で調べられるPCR検査用の試薬を開発しました。

 一般的なPCR検査は、鼻や喉の粘膜から採取した検体から遺伝子を抽出して増やす過程を手作業で行います。このため、熟練した検査員が必要になりますが、日本では検査員の不足が問題になっています。新しい試薬を使えば、採取した検体を装置にセットする作業を除いてすべて自動で遺伝子を検出して感染を判定できるということです。また、検査にかかる時間は、これまで4時間から6時間かかっていたところを約75分に大幅に短縮できるということです。試薬は8日に発売されます。

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