政府、「非効率」石炭火力発電所の9割を休廃止へ[2020/07/02 11:02]

 地球温暖化への対応が求められるなか、政府は今後10年間に二酸化炭素を多く出す石炭火力発電所の9割近くの使用をやめる方針を固めました。

 国内の石炭火力発電所は140基ありますが、そのうち114基が二酸化炭素を多く出して「非効率」とされています。ヨーロッパを中心に石炭火力への批判は強く、政府は電力各社に非効率な発電を段階的に抑えるよう求め、2030年度までに100基程度を休止や廃止したい考えです。政府はこれまで2030年度も国内の発電量の4分の1程度を石炭火力で賄う方針でしたが、石炭を減らす分、再生可能エネルギーや原子力を増やすことを模索します。

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