三菱自動車「パジェロ」撤退 コロナで3600億円赤字[2020/07/28 10:05]

 三菱自動車は新型コロナの影響で業績が悪化するなか、経営再建を進めるため岐阜県の工場を閉鎖し、かつての主力車「パジェロ」の生産を終了すると発表しました。

 三菱自動車は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で販売が落ち込み、来年3月期の最終損益が3600億円の赤字になる見通しです。業績が悪化するなか、コスト削減を図るため、岐阜県の工場での生産を来年の上期に停止し、その後、閉鎖すると発表しました。これに伴い、かつて四輪駆動車ブームを牽引(けんいん)した主力車「パジェロ」の生産を完全に終了します。今後はヨーロッパ向けの新車投入を凍結し、東南アジアに注力するなど経営再建を急ぐ方針です。

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