7月の貿易収支 4カ月ぶり黒字 輸出の減少幅改善で[2020/08/19 15:09]

 輸出の改善により日本の貿易収支は先月、4カ月ぶりに黒字に転じました。

 財務省が19日朝に発表した7月の貿易統計によりますと、日本の輸出額は前の年の同じ時期と比べて、19.2%マイナスの5兆3689億円、輸入は22.3%マイナスの5兆3572億円となり、差し引き116億円の黒字でした。貿易黒字は4カ月ぶりのことです。輸出は20カ月連続で減少しているものの、アメリカ向けの自動車の輸出が先月よりも改善し、中国への輸出も7カ月ぶりに増加に転じました。一方、国内需要の低迷から原油や天然ガスの輸入が減ったことも、貿易黒字につながりました。日本の貿易収支は輸出が急減した4月から赤字が続いていましたが、今後、輸出を回復基調に戻せるかは、世界経済の回復次第と言えます。

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