4〜6月期の実質GDP改定値 年率28.1%減に下方修正[2020/09/08 09:35]

 戦後最大の落ち込みを見せた4月から6月のGDP(国内総生産)成長率について、政府はさらに0.3ポイント引き下げてマイナス28.1%に下方修正しました。

 内閣府が発表した4月から6月の実質GDPの成長率は年率に換算するとマイナス28.1%で、先月に発表されたマイナス27.8%から0.3ポイント引き下げられました。先月の発表の時点で戦後最大のマイナス幅を記録していましたが、それを更新した形です。GDPの半分を占める個人消費についてはパチンコ店やカラオケなど娯楽サービスが予想より回復したことで若干、持ち直しましたが、景気の先行きに懸念が広がるなか、民間企業の設備への投資が大きく落ち込んで下方修正につながりました。新型コロナの打撃が改めて浮き彫りになった形です。

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