トリチウム水放出で梶山大臣「責任持って結論出す」[2020/10/16 11:54]

 東京電力・福島第一原発の放射性物質「トリチウム」を含む水の処分について、梶山経済産業大臣は「責任を持って結論を出していきたい」と強調しました。27日にも「海洋放出」の方針を決定する見通しです。

 梶山経済産業大臣:「日々増加する処理水の取り扱いについて早期に方針を決定していく必要がある」
 福島第一原発にたまり続けるトリチウムなどを含む水は123万トンを超えていますが、2年後の夏にタンクが満杯になる見込みであることから、政府は処分方法を検討してきました。政府関係者によりますと、来週に一般からの意見を取りまとめたうえで、27日にも関係閣僚会議を開いて海に流して処分する海洋放出を正式に決定する見通しです。海洋放出を巡っては、漁業関係者を束ねる全漁連(全国漁業協同組合連合会)が「断固反対」としています。梶山大臣は「頂いた要望をしっかり受け止めて検討を深める」としています。

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