三菱重工業が国産初のジェット旅客機、旧MRJ「スペースジェット」の事業を事実上、凍結する方向で最終調整していることが分かりました。
関係者によりますと、新型コロナウイルスの影響で航空機の市場が激変し、需要が見込めないなか、三菱重工業は「スペースジェット」の飛行試験を当面見合わせ、開発費や人員を大幅に削減する方向で調整しているということです。スペースジェットは1兆円規模の開発費を投じ、官民で国産初のジェット旅客機を目指しましたが、6度にわたって納期を延期していました。30日に発表する中期経営計画で詳細を示す見通しです。
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