税金の無駄遣いは約297億円 2002年以降最少額に[2020/11/11 10:09]

 会計検査院が指摘した昨年度の税金の無駄遣いは約297億円で、新型コロナウイルスの影響を受けて2002年以降、最も少なくなりました。

 会計検査院が昨年度の税金の無駄遣いなどを指摘した件数は248件、金額は約297億円でした。新型コロナウイルスの影響で「実地検査」に大きな制約を受けたことが原因で前の年から大幅に減少して2002年以降、最も少ない額となりました。1件あたりの金額が最も大きかったのは外務省が中国との関係改善のために日中友好会館に拠出した約57億円で、植林活動などに使われる予定でしたが、4年間で一度も使われませんでした。他には、保育士の待遇改善のために充てられた予算のうち7億2000万円が実際には使用されていませんでした。事業を所管する内閣府から各保育所へ改善を求めたということです。

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