WTOが日本の勝訴認める ステンレス鋼の関税で[2020/12/01 06:13]

 日本製のステンレスの棒に対して韓国が不当に関税を課しているとして、日本がWTO(世界貿易機関)に提訴していた問題で、日本側の主張が認められて勝訴しました。

 「ステンレス棒鋼」はボルトなどに加工して部品として利用されます。韓国は日本企業が割安な価格で輸出していると主張して2004年から追加関税を課していますが、2018年に日本政府は協定違反だとしてWTOに提訴していました。今月1日に公表されたWTOの報告書では「日本製品は高価格で、韓国や中国などからの低価格製品とは競合関係にない」などとする日本の主張がおおむね認められ、韓国に対して是正を求める内容になっています。韓国側が不服とする場合は60日以内にWTOに上訴することになります。

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