自工会・豊田会長「政府もエネルギー政策転換を」[2020/12/18 06:32]

 日本自動車工業会の豊田章男会長は温室効果ガスの排出量「実質ゼロ」を掲げる政府に対して、エネルギー政策を大幅に転換するよう求めました。

 日本自動車工業会・豊田章男会長:「カーボンニュートラル2050は、国家のエネルギー政策の大変換なしにはなかなか達成は難しい。火力発電で作ってCO2をたくさん出して電気を作り、そのうちの各家庭で使う日当たり5000軒分が単に充放電される。そういう世の中を分かって政治家の方がガソリン車なしにしましょうと言っておられるのか」
 菅総理大臣が掲げた2050年までに温室効果ガスの排出量「実質ゼロ」の目標に豊田会長は「自動車業界は全力でチャレンジする」と述べたうえで、政府側にもエネルギー政策の転換を求めました。日本では二酸化炭素の排出が多い火力発電の割合が高く、電気自動車が普及しても二酸化炭素の排出を減らすのが難しいとされることから、ハイブリッド車などの必要性も改めて訴えました。

こちらも読まれています