偽版画問題が大手百貨店に波及 そごう西武で販売か[2021/02/08 21:08]

 日本画の巨匠・東山魁夷らの偽の版画が流通しているとして、警視庁が著作権法違反の疑いで捜査を進める中大手デパート「そごう・西武」は販売した作品の一部に偽物の疑いのあるものが含まれていたと発表しました。

 警視庁は東山魁夷や平山郁夫ら日本画の有名作家の代表作など10作品の偽物が流通しているとして、著作権法違反の疑いで捜査を進めています。

 そごう・西武は去年12月、美術業界団体から3人の作家の10の図柄の偽物が流通しているという情報を受けて調査しました。

 その結果、該当する作品は2009年から去年まで71点、合わせて約5500万円分が販売されていました。

 うち59点は購入者を特定しているということです。

 今のところ偽物と断定できたものはありませんが、引き続き鑑定を進め偽物とわかった場合は全額返金するとしています。

 大丸や高島屋でも同様の作品を販売していて、調査を進めています。

こちらも読まれています