GDP成長率 去年10−12月はプラス 年間はマイナス[2021/02/15 10:16]

 去年10月から12月のGDP(国内総生産)の成長率は年率換算で実質プラス12.7%と大きな伸びを見せましたが、去年1年を通じた成長率は11年ぶりにマイナスとなりました。

 10月から12月のGDP成長率は物価の変動を除いた実質でプラス3.0%、年率に換算するとプラス12.7%と2四半期連続のプラス成長となりました。

 GDPの半分以上を占める個人消費はプラス2.2%となり、去年秋の「GoToキャンペーン」の拡大が旅行や飲食などのサービス消費を呼び込んだ形です。

 水準で見ると戦後最大の落ち込みとなった去年4月から6月の8割以上を取り戻しましたが、去年1年を通じた成長率はマイナス4.8%と11年ぶりの落ち込みとなりました。

 さらに、2度目の緊急事態宣言で消費は再び落ち込みを見せていて、今年1月から3月の成長率もマイナスに転じる可能性が高まっています。

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