去年10-12月のGDPは年率+12.7% 年間ではマイナス[2021/02/15 12:13]

 15日に発表された去年10月から12月のGDP(国内総生産)はGoToキャンペーンもあり、年率プラス12.7%と大きな伸びでした。ただ、去年1年間では11年ぶりのマイナス成長です。

 去年10月から12月の成長率は予想を上回るプラス成長となりましたが、感染対策と経済活動の両立の難しさが浮き彫りとなりました。

 10月から12月のGDPの成長率は実質プラス3.0%、年率換算でプラス12.7%と2期連続のプラス成長となりました。

 個人消費がプラス2.2%で去年秋のGoToキャンペーンが外食などのサービス消費を呼び込んだ形です。

 三菱UFJリサーチ&コンサルティング・小林真一郎主席研究員:「今回高い成長になったが、必ずしもこれは前向きには評価できない。結局、目先の経済成長を優先することによって感染が拡大してしまった。1−3月期については、今度はマイナス成長に陥る可能性が極めて強い」

 去年1年を通じた成長率も2009年以来の落ち込みを見せるなか、経済を回復させるためにも新型コロナウイルスの感染の波を抑え込む必要があります。

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