東北の農林水産物 今も42の国・地域で“輸入規制”[2021/03/11 12:05]

 福島第一原発事故で各国に広がった東北産の農林水産物などに対する輸入規制は、今も42の国と地域で続いています。

 原発事故から10年経ちましたが、福島、宮城、岩手、茨城などの農林水産物や食品に対して今も輸入停止措置を取っているのは、中国、韓国、香港、マカオ、台湾、アメリカの6つの国と地域です。

 このほか、EU(ヨーロッパ連合)やロシア、シンガポールなど36の国と地域で検査証明書を求めるなどの規制が続いています。

 政府は成長戦略の一環として2025年までに農林水産物や食品の輸出額を2倍に増やす計画ですが、今後もTPP(環太平洋経済連携協定)など、あらゆる交渉の機会を捉えて規制を撤廃するよう働き掛けることにしています。

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