アメリカ産牛肉の輸入急増 セーフガード発令を発表[2021/03/17 14:40]

 アメリカ産の牛肉の輸入量が今年度の基準を上回ったことが分かり、政府は18日にセーフガード(緊急輸入制限)を発動すると発表しました。

 今年度のアメリカ産の牛肉の輸入量が3月10日の時点で24万2229トンとなりました。

 アメリカ産牛肉については輸入量が基準を超えた場合に関税が上がる仕組み「セーフガード」が導入されていて、今年度の基準は24万2000トンでした。

 政府は18日午前0時をもってセーフガードを発動させ、アメリカ産牛肉の関税は25.8%から38.5%に上がります。

 期間が30日間に限られるため、消費者への影響は限定的とみられます。

 政府は今後、基準を上げるかどうかアメリカ当局との協議を始めることになります。

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